performing arts company VOGA

あらすじ


太平洋戦争末期。

激戦地ニューギニアで戦う鉄道省機関士、日下部正造と、内地で夫の帰りを待つ、妻・マチコ。

一九四五年八月一五日、日本は終戦を迎える。

マチコは生死不明の帰らぬ夫を待っている。夕刻になると汽車を眺めにゆくのが日課となった。
機関士であった正造の面影を探している。月日が過ぎる。
ある日、正造は帰還する。「現地人に助けられた」と言う。正造は片足を失っている。
だから機関士に戻るも叶わない。正造は日本がすっかり変ったように感じる。
思うに任せられぬ日々に、自然と精霊に包まれたニューギニアの生活を思い返す正造であった。

一九四五年八月一五日の【あとさき】を描く、日本の物語。

2011/10 【 Ato-Sai】大阪公演@ 芸術創造館 2011/10 【 Ato-Sai】大阪公演@ 芸術創造館 公演写真

photo: 中野 雨衣子

2011/10 【 Ato-Sai】大阪公演@ 芸術創造館 2011/10 【 Ato-Sai】大阪公演@ 芸術創造館 公演写真

photo: 中野 雨衣子

劇団紹介


1997年、劇団維新派に在籍しながら草壁カゲロヲ・近藤和見が結成。

身体とヴォイスのみを駆使した小規模な公演から、基礎舞台を骨組みから組上げたり、劇場に水田を作ったり、空間の設定ごと変容させる大掛かりな舞台まで幅広い表現で上演。
第2回目の本公演にして、1000人動員を達成(全3回公演)。
その後も、劇場、神社、教会、現代美術館、ライブハウス、造船所跡地など、屋内、野外を問わずあらゆる特徴の場所で、動員1000人規模の本公演を重ねる。

2011 年8 月より劇団名をLowo=Tar=Voga(ロヲ=タァル=ヴォガ)からVOGA(ヴォガ)に変更。
2012 年に結成15 年を迎える。

第8回本公演『Ato-Saki』大阪公演、10日間12回公演を行い、約700人を動員。

2012年1月、VOGA、東京初上陸!